皆さんこんばんはスキッパーです!今日も見に来て下さりありがとうございますm(_ _)m今日も皆さんに自分の話を読んで頂けるかと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事も併せてどうぞ。では、前回の記事「1年ぶりの遠出⑧(2005年8月頃・29歳)」の続きを書かせて頂きます。
前回の記事は、29歳の自分が大学の部室棟を訪れたという話でした。自分は部室棟でうめき声を上げて苦しんでいる9年前の自分の怨霊を鎮魂して回ったんですね。そして、講堂、図書館、ゼミ部屋、教室などにも足を向けまして、そこでも自分の怨霊を慰めていきました。中でも教室では怨霊のうめき声が多く聞こえてきた記憶です。大学時代の自分は慢性的な疲労感と眠気で意識朦朧とした中で授業を受けていましたから、当然講義内容は全く頭に入ってきていませんでした。ただただ机に突っ伏して仮眠を取るしか無かったのです。そして、部活の時間が近付くにつれ、恐怖はどんどん高まっていき、自分の心は酷い悲鳴を上げていたのです。教室を見ていると、そんな9年前の自分の悲鳴があちらこちらから聞こえる気がしましたので、自分はひたすら鎮魂の念を送り続けていきました。そんなこんなで自分は一通り大学の中を歩き終えまして、達成感に包まれたのを覚えています。自分はこうも思いました。「この1年で言語化してきた過去の記憶は、やはり実際に起こった出来事だったのだ。妄想などでは決して無かったのだ。」、と。
その後自分は大学を後にしまして、大学近くの商店街に向かいました。ここも自分にとってはとても思い出深い場所でした。自分は大学内で全く友達が作れませんでしたから、昼休みに学食を利用するのが嫌で嫌で仕方なかったんですね。何故なら学食で一人で食べていると周りは友達同士楽しそうに食べていますから、自分は酷く惨めな気持ちになってしまうからです。また、一人で食べてる姿を部活の先輩に見られて「あいつ友達いないのか?」とか思われそうなのも苦痛で仕方なかった記憶です。ですから自分は昼休みになると極力大学を出まして、近くの商店街で昼ごはんを食べていました。とは言っても当時の自分は食欲が慢性的に全く無い状態でしたから、「食べる」というより、砂のような味のうどんを酷く虚しい気分でお腹に収めていった、という感じです。ですからこの商店街はお昼休みの自分の逃げ場所になっており、ほぼ毎日出入りしていました。他にも空手部の練習が始まるまでの恐怖の時間を、この商店街でよく潰したりもしていましたね。空手部の恐怖と疲労感と眠気で意識朦朧とした中、ゲームセンターでゲームしたり、本屋で立ち読みしたり、半ば上の空状態で時間を潰していたものです。
また、この商店街といえば、空手部の打ち上げをここの居酒屋でやる事も多く、その意味でも思い出深い場所でした。当時の自分は空手部のせいで恐怖と孤独のどん底に突き落とされていましたから、空手部の練習が終わると1秒たりとも空手部の先輩達と関わりたくはありませんでした。しかし、部活ではイベントごとに練習後飲み会が行われていましたから、自分は内心嫌で嫌で仕方ない中、それに参加していたのです。飲み会においても当然自分は全く周りとコミュニケーションを取る事を出来ません。愛想笑いを浮かべながらなんとなく周りの話を聞いているふりをして、時間が過ぎるのを今か今かと待っていた記憶です。また愛想笑いを浮かべるのも疲れると、食べたくも無いおつまみを食べて時間が過ぎるのをひたすら待っていました。そういえば、自分が新入生の頃、飲み会で一発芸をやるように先輩から言われ、大層困った記憶もあります。自分は周りと通常のコミュニケーションさえまともに取れませんでしたから、そんな人を楽しませるような芸があるはずありません。ですから自分は仕方なく、そこの大学の校歌を歌いながら正拳突きを繰り返すという、芸にもなってないクソ寒い行為をしまして、当然ながらどん滑りしました。このように自分は空手部の飲み会にも全く良い思い出はなく、とにかく「早く終われ、早く終われ」と念じていた記憶しか無いのです。
自分は商店街を歩きながら、このような飲み会での記憶も思い出していきました。自分が記憶している9年前の商店街とこの時の商店街では、3割程店舗が変わっていました。しかし、当時のままのうどん屋や居酒屋やゲームセンターもあり、「あぁここで当時は鬱々と過ごしてたんだよなぁ」と懐かしく思い出しました。もちろん鎮魂の念を送る事も忘れていません。あちらこちらで自分の怨霊が苦しみ続けていましたから、彼らに「よく頑張ったね。もう一人じゃ無いよ。」と声を掛けて回ったのです。
今日はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!m(_ _)m
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