鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

音に対する脅迫性障害と激しい睡眠障害〜記憶のサルベージまとめ③(2005年8月頃・29歳)

皆さんこんばんはスキッパーです!今日も見に来て下さりありがとうございますm(_ _)m今日も皆さんに自分の話を読んで頂けるかと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事も併せてどうぞ。では、前回の記事「記憶の言語化をしてみて良かった事ベスト3〜記憶のサルベージまとめ②(2005年8月頃・29歳)」の続きを書かせて頂きます。




前回の記事は、記憶のサルベージ(言語化)をやってみて良かった事トップ3を考えてみました。トップ3は以下の通りになります。


①コミュニケーション能力の劇的な改善

②極度の劣等感の大幅な改善

③生まれて初めての成功体験


こうやって書いてみますと、記憶のサルベージをやってみて良い事ばかりだったように見えますが、そうではありません。ここからは逆に記憶のサルベージ中に発生したネガティブな事象、もしくは目論み通り行かなかった事を書いていきたいと思います。まず、目論み通り行かなかった事で思い付くのが「体調の改善」です。自分は記憶のサルベージを通じて自分の鬱の歴史を言語化していった訳ですが、これにより鬱でぶっ壊れていった体調が改善していく事を期待していたんですね。しかし、1年半かけて記憶のサルベージを完遂した結果、体調は全く改善しませんでした。むしろ悪化したぐらいだったように思います。ここで自分の体調が鬱によりどう壊れていったのか、改めて鬱の諸症状の歴史を振り返ってみます。まず高校1年生の時の暴言事件により自分は鬱を発症しました。(その時の鬱の諸症状はこちら。)そして、自分の鬱は大学空手部の3年間でさらに3倍に悪化。その際の諸症状は以下↓の通りです。


・慢性的な食欲消失(大学時代の鬱の諸症状)
離人感(〜離人感と冷え性〜)
・酷い冷え性(〜離人感と冷え性〜)
・慢性的な疲労感と眠気(〜慢性的な疲労感と眠気〜)
・限定的な難聴(〜慢性的な疲労感と眠気〜)
・自殺願望(〜自殺願望と救い〜)
・常に訳もなくず〜っと悲しい。
・慢性的な口内炎



その後自分は大学を変わるのですが、そこでの学生生活も上手く行きません。駄目押しで家族内でも孤立し、尿管結石を発症します。これらの精神的ダメージにより、鬱はさらに2倍悪化しました。そして、28歳の9月に部屋に引きこもって記憶のサルベージ開始です。つまりサルベージ中の自分の体調は、上記の空手部時代の鬱の諸症状をさらに2倍酷くしたものだったのです。そもそも大学空手部時代の鬱の諸症状でさえ、「鬱の廃人」と言って良いくらい酷いものでしたからね。自分の空手部3年間は慢性的な疲労感と眠気と離人感と自殺願望で常に意識朦朧としているような状態だったのです。それから8年後、自分は家に引きこもり、記憶のサルベージを開始する事になるのですが、その頃にはその空手部時代の鬱がさらに2倍酷くなってしまった訳です。あんなズタボロの状態で我ながらよく記憶のサルベージを進められたなぁと思います。そうそう、記憶のサルベージを始める1年程前からはそんなズタボロの状況に加えて「音」に対する恐怖心も酷くなっていきましたからね。自分は記憶のサルベージを始める1年程前に尿管結石を発症したのですが、発症したきっかけが「音」への恐怖心でした。ここからは「音」への恐怖心が尿管結石に繋がっていく過程と、その後の記憶のサルベージ中の「音」との戦いについて書いていこうと思います。




自分は学校生活の中での孤立感により鬱がどんどん酷くなっていったのですが、特に大学空手部以降に慢性的な疲労感がどんどん酷くなっていきました。しっかり9時間寝たとしても起きた瞬間から疲れ切っているのです。そして、その疲労感を回復させる為に「睡眠」への依存度がどんどん強くなっていきました。そう、当時の自分は眠っても眠っても疲労感が回復しませんでしたから、いくら睡眠を取っても足りなかったのです。故に睡眠への渇望感が爆発的に大きくなっていきました。すると自分は「睡眠を脅かす可能性のある音」に対して過敏になっていったのです。睡眠中に周りの音で起こされてしまう事にむちゃくちゃムカつくようになっていったんですね。あれは気が狂いそうにムカつきました。もちろん起こされてしまったのなら再び寝れば良い話ですが、当時の自分は寝付きも最悪に悪くなってしまいましたから、一度起こされるとそこから1時間は寝れません。それで余計にムカついていたのです。では具体的に何の音にムカついていたのかと言いますと、隣の部屋に住んでいた妹の出す「ドア音」です。自分の睡眠はこの「ドア音」によって邪魔され、起こされてしまう事がよく起こっていたんですね。これにより、自分は妹の出す「ドア音」にどんどん過敏になっていき、それに伴い妹に対する憎しみが半端ないものになっていきました。




もちろん自分は妹にドア音を静かにするよう要求したり、自分でも耳栓をしたりして、ドア音対策をしました。しかし、その甲斐も無く「ドア音」で起こされる事が続きまして、どんどん予期不安が大きくなっていったんですね。そう、耳栓によって確かに「音」はある程度遮断出来るのですが、ドアを閉めた時の「衝撃」は遮断出来ず、それで起こされる事がその後も続きました。こうなってしまうと、自分はベッドに入り横になっていても「また妹のドア音で起こされるかもしれない」という恐怖が意識の中に発生してしまいます。そして、その恐怖で眠気は吹っ飛び意識が覚醒してしまうのです。恐怖のあまりベッドの中で冷や汗をかいていましたからね。これにより寝付きはどんどん悪くなっていき、さらに眠り自体もどんどん浅くなっていってしまったのです。そんな状況の中で起こったのが妹との激しい口論であり、その直後に自分の中に激しい被害妄想が発生しました。さらにその直後に発症したのが尿管結石、という事になります。この尿管結石に関する詳細は以前書きましたので省略しますが、この尿管結石により自分の妹に対する憎しみはさらに倍増しましたし、同時に「ドア音」に対する恐怖もさらに激しくなりました。こんな状況で自分は記憶のサルベージに突入したのです。ですからサルベージ中の自分は、睡眠を取ろうとベッドに入るのですが、耳栓を付けても予期不安により全然寝付けません。酷い時は1〜2時間ベットの上で恐怖と闘っていました。そして、そんな恐怖を紛らわそうと耳栓の上からイヤホンを押し付け、そこから芸人さんのラジオを流して、なんとか恐怖を紛らわそうとしていました。




そう、記憶のサルベージの1年半はこの「ドア音の恐怖」との闘いがホントキツかったのです。毎回毎回寝る時には1〜2時間この恐怖との闘いがありましたからね。音に対する「強迫性障害」と言って良いのでは無いかと思います。しまいには、眠ろうとしている時に聞こえてくる「電波音」や「耳鳴り」みたいなものにも怯えていましたからね。もうなんか聞こえるか聞こえないか分からない微細な音にも過敏に反応し怯えていました。今から思うとあれは過大な恐怖心が作り上げた「幻聴」だったのかもしれません。もうホントサルベージ中の自分の精神は病みに病みまくっていましたからそんな幻聴が聞こえたとしても全くおかしくはありません。サルベージをやっている時だけは正気を取り戻していましたが、それ以外の時間の自分は「鬱の狂人状態」だったと言って良いと思います。そして、サルベージを1年半かけて完遂したものの、この「音」に対する病的な過敏さは全くもって改善されなかったのでした。





今日はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!m(_ _)m






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