鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

パチンコⅣ期の評価に関する自己矛盾(2007年12月・31歳)

皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表も併せてどうぞ。では、前回の記事「引きこもり期間の評価に関する自己矛盾(2007年12月・31歳) 」の続きを書かせて頂きます。




前回の記事は、自分が「両価的」だった時期について考えてみました。「両価的(アンビバレンツ)」の意味は「相反する2つの価値基準が自分の中にある事」、です。いわゆる「自己矛盾」ですね。両価性の詳しい意味はこちら→https://kagaku-jiten.com/abnormal-psychology/ambivalence.html



そう、自分はこれまでの人生において「両価的」だった時期が多々あり、それを一つ一つ思い出していっていました。これまでに思い出していたのは、以下の3つの時期です。




・母親と喋り始めた時期(2007年11月・31歳)

・引きこもりが始まった時期(2004年9月・28歳)

・引きこもりが終わった時期(2005年9月・29歳)



以前にもお話ししたと思いますが、自分の引っ越し後(2006年6月・30歳)の精神状態も非常に両価的だったと思います。自分は引っ越し後、さらに鬱が3倍に悪化し(トータル18倍)、殺人的な疲労感と眠気で日常生活がままならなくなっていました。そう、1日18時間をベットの上で過ごしているような生活に突入したのです。そして、その殺人的な疲労感と眠気に対する気持ちも非常に両価的でした。それは、以下の2つの気持ちです。




・殺人的な疲労感と眠気に自分の時間と生活を支配されてしまっている事に対する無力感と情けなさ。



・自分はこれまでの30年間、散々慢性的な疲労感と眠気に抗って生きてきたが、それで自分の人生が上手く行くことは無かった。上手くいくどころか、転落していく一方。もはや、それらに抗う気力は全く無いし、それらに自分の意思決定を委ねたい。



矛盾してますねぇ。



さて、他にも「両価的」だった時期があります。それはパチンコⅣ期(2005年9月〜2006年3月・29歳〜30歳)です。引きこもりを終えた自分はカウンセリング代と生活費を稼ぐ為にパチンコで稼ぎ始めました。稼ぎの方は順調で毎月30万程を半年間に渡って稼ぎ続けました。そして、このパチンコⅣ期を自分の中でどう評価するのか、これについても真っ二つに別れているのです。まずはこれまでの記事の中で何度も書いてきていますが、「このパチンコⅣ期は素晴らしい半年間だった」という評価です。そう、このパチンコⅣ期の直前まで自分は部屋に引きこもり、自分の過去の記憶をひたすらノートに書いていく生活を1年間を送っていました。その中で自分は自尊心を大幅に回復させる事に成功し、自分のこれまでの鬱人生を誰かに喋りたくて仕方がない状態になったのです。そこで自分は以前大学で4年間お世話になっていたカウンセリングのH先生を訪ねました。しかし、これまでと違い街中でのカウンセリングには1時間1万円かかります。自分はカウンセリング代と生活費を稼ぐ為に得意のパチンコで稼ぐ事を決めたのです。そこからの日々はとても充実した日々でした。何せ自分はそれまでの人生において「自分の意志」というものを全く持たず、流されるままに生きてきていました。しかし、この時の自分は29歳にして初めて明確な「自分の意志」を持って行動していたのです。そう、自分が心の底から欲しているカウンセリングの為に、得意なパチンコを使って稼いでいきましたからね。自分がこんなにもはっきりとした「目的意識」を持って何かに取り組む事は生まれて初めての事だったのです。それは生まれて初めてのやり甲斐に満ちた素晴らしい日々でした。




以上がパチンコⅣ期に対する第1の評価になります。ここら辺の話はこれまで何度もこのブログで書いて来ていると思います。では次に第2の評価を書いてみたいと思います。第2の評価は「慢性的な疲労感と眠気がホントに辛くて仕方がない半年間だった」、です。そう、話はこのパチンコ生活に入る前の引きこもりの1年間に戻ります。自分はこの1年間部屋に引きこもり、自分の過去の記憶を全てノートに書いていました。そして、前回の記事でこの引きこもりの1年間をどう評価するのかという話を書いたのですが、自分はネガティブな評価としてこう書いていました。



・引きこもりの1年間は気が狂った1年間だった。鬱の諸症状は全く改善しなかったし、家族に対する「殺したい」程の憎悪もそのまま残った。



そう、引きこもりの1年間で鬱の諸症状は全く改善していなかったんですね。むしろ悪化していた感さえあります。とりあえず参考資料としていつもの大学空手部時代の鬱の諸症状のコピペを貼りたいと思います。




「大学空手部時代の鬱の諸症状」

・大学空手部のとある練習メニューが自分には厳し過ぎて、その恐怖感で夜眠る事が出来ない。(空手部時代の話②)
・慢性的な食欲消失(大学時代の鬱の諸症状)
離人感(〜離人感と冷え性〜)
・酷い冷え性(〜離人感と冷え性〜)
・慢性的な疲労感と眠気(〜慢性的な疲労感と眠気〜)
・限定的な難聴(〜慢性的な疲労感と眠気〜)
・自殺願望(〜自殺願望と救い〜)
・常に訳もなくず〜っと悲しい。
・慢性的な口内炎



引用終わり


上記の鬱の諸症状は、2つ目の大学生活と尿管結石を経て2倍に悪化していました。その後自分は部屋に引きこもり、記憶のサルベージ(言語化)を開始。1年後にそれを終え、パチンコⅣ期に突入という流れになります。ですから、引きこもりが明けてパチンコをうち始めた時の自分の鬱状態は、上記の鬱の諸症状が2倍に悪化した状態だったのです。そして、これが悲しい事なのですが、つい先程書きましたパチンコⅣ期に対する自分の「やる気に満ち溢れた姿勢」、このポジティブな姿勢が上記の鬱の諸症状を和らげる事は一切無かったのです。これはホント悲しかったですねぇ。こんなにもパチンコに対する気持ちはやる気に満ち溢れているにも関わらず、パチンコを打っている時の自分は酷い慢性的な疲労感と眠気に襲われ続け、甚大な肉体的・精神的苦痛を感じていたのです。これはまさに「両価的」な状態だったと思います。つまり、パチンコⅣ期の評価は以下の相反した評価が存在している、という事になります。



・パチンコⅣ期は、生まれ初めて自分が「自分の意志」を持って行動出来た、素晴らしい半年間だった。



・パチンコⅣ期は、鬱の諸症状由来の慢性的な疲労感と眠気が酷く、ホントに辛い半年間だった。



う〜ん、激しく自己矛盾していますねぇ。自分の心と身体が真っ二つに引き裂かれています。やはりこの時期の評価も両価的です。次回の記事も「両価的」な時期について書いてみたいと思います。




今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!





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