皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事と 人生年表も併せてどうぞ。では、前回の記事「ロックダンス中の凄まじい認知の歪み(過去編・1997年10月・21歳)」の続きを書かせて頂きます。
前回の記事は、自分が大学3年の秋からダンス教室に通い始めたものの、レッスン中も鬱の諸症状が酷く、結局1年で辞めてしまった、という話でした。改めて大学3年の秋頃の自分の生活を書いてみたいと思います。
・週5回 大学内で空手部の稽古
・週1回 大学内でカウンセリング
・週1回 大学近くでロックダンス教室
大学3年の秋はこんな感じで過ぎていき、12月の上旬にはなんとか空手部の秋の通常稽古が終わりました。そう、週5回の通常稽古はこれで終わったのです。残る空手部のイベントは翌年の春の強化練習と春合宿のみです。もしかしたらその間のどこかになんらかの空手の大会が行われるかもしれませんが、それは参加するしかありません。そういえば、これまで空手の大会については記事の中でほとんど触れていませんでした。今回の記事は空手の大会を巡る思い出を書いてみたいと思います。
うちの空手部はとある空手の流派に属していたのですが、その流派の大会は月2回くらいのペースで東京近郊のどこかの体育館で行われていました。空手の流派というと「寸止め系」「防具付き系」「フルコンタクト系」の3つに分かれると思うのですが、うちの空手部は「防具付き系」でした。そう、頭にヘッドギアみたいのを装着し、身体と手と足にも防具を装着します。そして、組み手が始まると、相手とバチバチに殴ったり、蹴ったりして、良い突きや蹴りが入ると「一本」って感じです。うちの空手部はこのような空手の大会での優勝を目指して、日々稽古を続けていたのです。そして、大会が行われるのは必ず日曜でしたから、空手部の面々は日曜日を利用して大会に参加していました。しかし、自分はこの大会も嫌で嫌で仕方なかったのです。何故なら、ただでさえ平日は空手部の恐怖で眠れない日々を過ごしていましたから、せめて日曜日くらいは空手部の恐怖から解放されてゆっくりしたかったのです。しかも、前日の土曜日はいつもの稽古よりさらに厳しい稽古が行われています。その激しい疲労感を取るためにも日曜はゆっくりしたかったのです。大切な日曜日まで空手部に潰される事はホント我慢出来ませんでした。しかし、大会は大きなイベントですから、空手部員は必ず参加せねばなりません。自分は内心ホント嫌で嫌で仕方なかったのですが、日曜の大会にも参加せざるを得ませんでした。(そんな自分が空手部を辞めれなかった理由についてはこちら)
こんな超後ろ向きの気持ちで大会に参加していますから、当然大会で良い成績が取れるはずありません。大体が1回戦負けや2回戦負けだった記憶です。というか大会中の自分は「むしろ早く負けたい」くらいの気持ちで参加していましたからね。大会で良い成績を取る事なんて全く興味がありませんでしたし、さっさと早く負けたかったくらいです。そう、自分はとある練習メニューの恐怖に怯えまくりながら、大学空手部の稽古に2年半参加し続けていました。その間に心身はどんどん壊れていき、そのうちにこの空手という競技自体も嫌で嫌で仕方無くなっていたのです。ただでさえ組手は殴られたり、蹴られたりで痛いですからね。ですから、当時の自分はいくら空手の稽古を積み重ねても、「空手が上達した」、という実感をさっぱり得られなかったのです。そりゃ、こんな嫌で嫌で仕方ない状態で稽古したって、上達するはずがありませんよね。
また、何度も書いていますが、自分は小学校3年生以降日々の出来事を全く言語化していません。(この場合の「言語化」とは、「喋る事」もしくは「書く事」を指しています。)よって、空手部の日々の稽古に関しても全く言語化される事なく、その経験はカオス状態のまま記憶の海の底に沈んでいく事となりました。そして、そのカオスな記憶は、他のカオスな記憶と混ざり合い「超カオスな記憶」に変化。こうなると後から思い出すのはかなり困難です。ですから、自分は3年間必死に日々の稽古に明け暮れたのですが、その経験は全く積み重なっていかず、空手の上達を感じる事も無かったのです。いくら必死に頑張っても上達を感じないのですから、無力感はどんどん積み重なっていき、空手自体が嫌いになっていったのだと思います。
こんな感じで自分は日曜日までも空手部に潰されるのがホント嫌で嫌で仕方なかったのです。しかし、空手部員である以上大会には参加せざるを得ず、毎回尋常じゃなく後ろ向きの気持ちで参加していたのでした。この時の気持ちもかなり「両価的」だったと思います。
今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!
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