鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

ゲームの世界に現実逃避した3つの理由(過去編・1989年・13歳)

皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表も併せてどうぞ。では、前回の記事「 RPGの世界に現実逃避(過去編・1989年・13歳) 」の続きを書かせて頂きます。




前回の記事は、中学1年生の自分がゲームボーイソフト「魔界塔士サガ」にハマりまくった、という話でした。そう、自分は前年に起きた「A先生怒られ事件」によって、かなりの虚無感を感じていました。(「A先生怒られ事件」の概要はこちら)この事件によって現実世界の何もかもが虚しく、何もかもが物悲しくなっていたのです。ですから、自分は「魔界塔士サガ」のゲーム世界にハマりまくったのです。この世界なら自分の成長を実感する事が出来ますし、承認欲求を満たす事も出来るからです。そして、何より現実世界の虚しさから逃避する事ができます。これはホントに大きい事でした。自分にとっては現実世界より、「魔界塔士サガ」の世界の方が何百倍も居心地の良い世界でしたからね。




しかし、前回の記事に書きました通り、自分はこのゲームのストーリーについては全く覚えていません。あれ程までにのめり込んだゲームのはずなのに、全くストーリーを覚えていないのです。その理由は当時の自分が他人に全く興味の無い人間だったからです。自分は自分自身の事さえ全く把握できていませんでしたから、他人に対する興味が皆無だったのです。これによりどんな本を読んでもゲームをしても感動するという事が全くありませんでした。自分が感動に目覚めるのは大学3年生でカウンセリングを受け始めて以降の話になります。




このように自分は、魔界塔士サガの世界にどっぷりのめり込んでいたのですが、そのストーリーに関しては全くハマっていませんでした。ハマっていたのは「自分の成長を実感出来る所」や「承認欲求が満たされる所」です。また、パズル的な謎解きを解いた時の達成感や、ゲームをクリアした時の達成感にもハマっていましたね。この「達成感」もまた現実世界では全く手に入らないものでありました。




「達成感」で思い出すのは、小学校6年生の時に起こった「A先生怒られ事件」です。自分は1年半受験勉強を頑張り続け、かなり良い結果を残す事が出来ました。自分は「かなりの達成感」を感じました。しかし、その直後に塾の先生に怒鳴られてしまい、その恐怖で塾をサボるようになったのです。そこから成績は急降下し、私立受験に失敗してしまいました。この一連により自分の中の「かなりの達成感」は「かなりの虚無感」に変化してしてしまいました。ようやく手に入れた念願の「かなりの達成感」が「かなりの虚無感」に変わってしまったのです。これにより自分は現実世界の全てが虚しくなってしまい、親の金を盗んだり、万引きしたり、無断外泊したり、問題行動が頻発しました。




また、自分は幼い頃より喘息に苦しみ続けていましたから、スポーツが全く出来ませんでした。ですから、スポーツをやる上での達成感についても全く経験した事がありません。ですから、自分は得意の勉強でそれを得ようと私立受験を頑張ったのです。しかし、1年半の努力の末に待っていたのは先程の見事な転落劇だったのでした。




このように自分は現実世界において全く達成感を得た事がありませんでした。しかし、ゲームの世界は違います。ゲームの世界ではけっこう簡単に達成感を味わう事が出来ました。特に自分が好きなRPGは、物語の途中途中に様々な謎解きが用意されており、それを解くと小さな達成感が得られました。加えて、30〜40時間かければ誰でもクリア出来るような難易度のモノが多く、RPGをクリアした時の達成感はけっこう嬉しいものがありました。自分の30〜40時間が報われたような感覚です。



ではここでどうして中学生の自分がゲームの世界に現実逃避してしまったのか、その理由を3つにまとめてみたいと思います。


①現実世界では全く味わえない「自分が成長している実感」が味わえる。


②現実世界では全く満たされない「自己承認欲求」が満たされる。


③現実世界では全く味わえない「達成感」が味わえる。



素晴らしい!良くまとまりました。なるほど、そりゃどっぷり現実逃避するってものです。しかし、3年間の現実逃避の代償は高くつきました。自分の視力は眼鏡では矯正不能な程に大幅に下がり、円錐角膜を発症。さらに「背中の慢性的な疲労感」は、「背中の慢性的な痛み」に悪化していったのでした。




今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!





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