鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

食欲が完全消失するが、それを全く認識出来ない(過去編・1992年・16歳)

皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表も併せてどうぞ。では、前回の記事「信頼出来る相談相手が皆無である事の弊害②(過去編・1992年・16歳)」の続きを書かせて頂きます。




前回の記事は、自分が高校1年生の時に起きた「暴言事件」についての話の続きでした。事件を端的に書きますと、自分が吹奏楽部のA先輩(男)といる時に、ウケ狙いでエグ過ぎる下ネタの冗談を言ってしまい、ドン滑りした、です。事件の概要はこちらになります。事件後、自分はこの事件について誰にも相談する事が出来ませんでした。その理由は以下の2つです。



①信頼出来る相談相手が皆無


②自己表現能力が皆無


ですから、自分はこの事件をいつまで経っても心の中で整理整頓する事が出来ず、最悪の最悪の想定に怯え続けるしかありませんでした。最悪の最悪の想定とは、あの性的な暴言が、自分が所属している吹奏楽部のサックスパートに伝わる事です。サックスパートには3人の女の子の先輩がいたのですが、どの先輩も自分に対して暖かく接してくれる先輩でした。しかし、先輩達にあの暴言が伝われば、先輩達は自分の事を「性犯罪者を見るような目」で見る事でしょう。



そして、あの暴言はサックスパート内の同学年の女の子を対象にしたものでしたから、あの暴言がこの女の子に伝わるのも最悪の最悪です。この女の子の心が深く傷付くことも確定的ですし、この子と自分の関係も最悪の最悪になります。自分はこのような最悪の最悪の想定が頭の中で止まらなくなり、それに囚われ続ける事となりました。故に自分のメンタルは急激に悪化し、喘息も急激に悪化したのです。



以前の記事でもお話しましたが、喘息が発症するのは大体日曜日の夜でした。そう、「明日から学校が再開する」というタイミングです。このタイミングになると、自分の心は上記の不安で押し潰され、喘息を発症していたのです。喘息が発症すると、自分は呼吸が吸えなくなり、その苦しさで眠る事など出来ません。自分は背中を大きく動かしながら、なんとか呼吸を吸おうとし、その呼吸の苦しさと背中の酷使は一晩中続きます。ですから明け方を迎える時には、自分の身体は「酷い眠気」と「酷い背中の疲労感」でボロボロです。



こんな時には「高校を休む」という選択肢がありそうなものですが、前回の記事でお話ししました通り、当時の自分がその選択肢を取る事はかなり少なかった記憶です。何故なら、高校を休んだら、休んだで新たな不安感を襲われるからです。その不安感とは、「高校における自分の存在感が消えてしまう。」です。自分はただでさえ高校のクラスにおいて誰ともコミュニケーションが取れず、透明人間化していました。ですから、ここで高校を休んでしまうと、ますますそれが悪化してしまい、クラスに戻るのが困難になりそうな気がしていたのです。ですから、徹夜明けで心身がボロボロだったにも関わらず、「学校を休む」という選択肢を選べませんでした。




そして、自分は酷い眠気と酷い背中の疲労感を抱えながら、高校に向かいます。背中の疲労感は酷く、それはもはや疲労感という名の痛みです。さらに高校に着いたら着いたで、「暴言事件」後の現実が自分を待ち構えています。当然頭の中に浮かぶのは最悪の最悪の想定です。自分はそれを考えると恐ろしくて仕方ありません。そう、高校にいる時の自分は肉体的苦痛も酷かったですし、精神的な苦痛も酷い状態でした。自分の意識はそれらの苦痛に占領され、意識朦朧状態です。そりゃめまいだって起きるって話です。




そして、こんな状態では食欲も完全消失です。自分の食欲は、中学時代から消えかかっていましたが、この「暴言事件」により完全消失しました。「暴言事件」以降、食欲は完全に無くなり、何を食べても灰のような味しかしません。特に高校の学食で食べるうどんがまぁ虚しい味でした。自分は昼休みになると一応学食に行き、食欲も無いのにうどんを食べていました。その味がまぁ無味無臭で美味しくもなんともないのです。でも別にそれは学食の味が悪かったという話ではありません。自分の食欲が完全消失していたからなのです。もちろん、家で食べる食事も同様です。何を食べても灰の味しかしない。そして、この食欲消失は10年以上続く事になります。自分はその後大学で空手部に入部し、3年間毎日激しく身体を動かし続けました。しかし、その3年間においても全ての食事は灰の味しかしなかったのです。




そう、現在の自分(2021年9月)は、この高校1年生の時の「食欲消失」をもって、「鬱が発症した」と定義しています。人間の3大欲求と言えば、「食欲、睡眠欲、性欲」ですが、それの一角が完全消失してしまったのですからね。そして、厄介な事に当時の自分は自分の食欲が完全消失した事に全く気付いていないのです。そう、自分は幼い頃から日々の出来事や感情を全く喋ってきていませんでした。そのうちに自分は自分がどういう人間なのか全く分からなくなり、自分の健康状態さえ把握できなくなったのです。ですから、当時の自分が気付かないうちに「食欲消失」が起こり、いつの間にかそれは「日常」で「当たり前」になっていたのです。当時の自分が「食欲消失状態」に違和感や疑問を持つ事など一切ありませんでした。




この「自分の体調不良に全く気付けない」状態、これは他の諸症状に関しても一緒です。自分は「喘息の悪化」や「背中の疲労感の悪化」や「めまいの発生」にも全く気付けなかったのです。




まとめますと、高校時代の自分は暴言事件が原因で、以下の4つの鬱の諸症状を発症しました。



「高校時代の4つの鬱の諸症状」


①食欲の完全消失

②日曜夜ごとの激しい喘息

③慢性的な背中の疲労感(痛み)と眠気

④学校生活中の激しいめまい


しかし、当時の自分はこれらの諸症状を全く認識出来ていなかった、という話になります。





今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!






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