皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事と 人生年表も併せてどうぞ。では、前回の記事「暴言事件後の話④(過去編・1992年・16歳) 」の続きを書かせて頂きます。
前回の記事は、「暴言事件」で発生した最悪の想定が現実化したのかどうか、という話でした。「暴言事件」とは自分が高校1年生の時に起こった舌禍の事です。事件を端的に書きますと、自分が吹奏楽部のA先輩(男)といる時に、ウケ狙いでエグ過ぎる下ネタの暴言を言ってしまい、ドン滑りした、という事件です。事件の概要はこちらになります。
この事件が発生した事で、自分は甚大な精神的ダメージを受ける事となりました。その精神的ダメージは以下の4つになります。
①あの性的暴言によって、A先輩の自分に対する評価がだだ下がりする事が確定的な状況。それまでのA先輩の自分に対する評価は「無口で何考えてるか分からない後輩」だと思われるが、これが「急にエグ過ぎる性的暴言をぶっ込んでくるヤバくて痛い後輩」に急降下する事は確定的。A先輩は部活で副部長を務める部のムードメーカー的な存在だったので、この先輩からの評価が急降下するのは辛過ぎる。しかも自分はこの先輩と毎日のように2人で練習をしていたので、その時間が針のむしろ状態になった。
②あの性的暴言が吹奏楽部の女の子達の間に広まったらと考えると恐ろしくて仕方ない。広まってしまったら、「とても許されない下ネタを言うクソクズ」とのそしりは免れない。
③さらに最悪の最悪なのは、あの性的暴言が、直属のサックスパートの女の子達に伝わる想定。女の子の先輩達3人は常に自分に対して暖かく接してくれていたが、もしあの暴言が伝われば、性犯罪者を見るような目で見られる事は確定的。その想定を考えるとこの世の終わりかと思える程の恐怖に襲われてしまう。また、この暴言はサックスパートの同期の女の子を対象にしていたものだったので、この子に伝わってしまうのも最悪の最悪。この子の心を深く傷付ける事は確定的だし、自分との関係も取り返しのつかない事になる。
④自分の周りには信頼できる大人や友人が皆無だったので、①〜③の苦しみを誰にも喋る事が出来なかった。もちろん「書く」という手段も持ち合わせていない。故に事件の背後にあった、人間関係や事実関係や時系列を全く整理する事が出来ず、いつまで経っても心の中がパニック状態であり続けた。つまり、いつまで経っても事件を「客観視」する事が出来ない。そして、事件を客観視出来ない状態ではこの事件に対する有効な前後策を考えられるはずもなく、ましてこの事件から反省や学びを得る事も全く出来なかった。自分はいつまで経ってもこの事件の最悪の最悪の想定に怯え続けていた為、メンタルは急激に悪化していき、持病の喘息も悪化。事件後鬱を発症し、以下の4つの諸症状に苦しむ事となった。
「高校時代の4つの鬱の諸症状」
①食欲の完全消失
②日曜夜ごとの激しい喘息
③慢性的な背中の疲労感(痛み)と眠気
④学校生活中の激しいめまい
このように自分はこの事件によって最悪の最悪の事態が起こる事を想定し、その想定に怯えまくっていました。しかし、前回の記事に書きましたように、少なくとも表面的には吹奏楽部の先輩達や女の子達が自分に対する態度を変えるような事は起こりませんでした。そう、自分は最悪の最悪の想定として、「吹奏楽部の女の子達にあの暴言が伝わり、女の子達の自分に対する目が性犯罪者を見るようなものに変わる」事を考えていました。その想定は当時の自分にとってこの世の終わりかと思われる程恐ろしく、自分の精神はパニック状態に陥りました。それによって自分は喘息を急激に悪化させ、鬱を発症してしまったのです。
しかし、実際にはあの事件後、吹奏楽部の女の子達からの視線が厳しくなった印象はありませんでした。それは「女の子達にあの暴言が伝わらなかったから、変わらなかったのか。」、それとも「女の子達に伝わっていたけど、表の態度には出なかったのか。」は、分かりません。ただ表面上は事件前と変わらない態度で女の子達は接してくれている印象でした。
ただし、それで自分の心がパニック状態から抜け出せたのかと言えば、そんな事は全くありません。何故なら、先程も書きましたように「女の子達には伝わっているけど、表の態度には出て来ていない」可能性があったからです。さらには、「今はまだ伝わっていないけど、今後伝わるかもしれない」可能性もありました。そう、あの事件を知っているA先輩が、いつあの暴言を女の子に伝えるかは全く予測不能なのです。ですから、自分はいつまで経ってもこの恐怖の想定に怯え続けるしかありませんでした。それはすなわち、自分がいつまで経ってもパニック状態であり続けたという事です。
今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!
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