鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

記憶のサルベージによって「自分に対する自信」が一部大幅に回復(過去編・2005年7月・29歳)

皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表&鬱悪化のフローチャートも併せてどうぞ。では、前回の記事「 記憶のサルベージと22個の発見②(過去編・2005年7月・29歳) 」の続きを書かせて頂きます。



前回の記事は、自分が進めていた記憶のサルベージがいよいよ終わりを迎えつつあった、という話でした。「記憶のサルベージ」とは、自分が自分の過去の記憶をひたすらノートに書いていく行為を指しています。当時の自分は29歳です。この頃の自分は全ての社会生活と家族関係から脱落し、部屋に引きこもって、記憶のサルベージ(言語化)を進めていました。この行為は以下の疑問を解く為に行っていたものです。


「何故に自分の人生はどこにも居場所が作れず、社会から脱落する羽目になってしまったのか??」



そして、引きこもり始めてから10ヶ月の間に、自分は自分の過去の記憶をノートに書きまくりました。すると、そこには自分に関する22個の発見がありました。これらの発見は一つ一つが本当に大きく、目から鱗な発見の数々でした。(22個の発見の詳細はこちら)そして、自分は22個の発見が終わる頃には上記の謎の答えを手にしていました。その答えとは、


「小学校3年生の時に家庭環境が戦争状態に突入したから」


です。これは当時の自分にとってこれ以上ない最高の答えでした。ただし、だからと言って、自分が最初からこの答えを目指していた訳ではありません。確かに記憶のサルベージを始めた当初、自分の頭の中にはこのような仮説もありました。


「もしかして俺がどこに行っても人間関係を作れなかったのって家庭環境のせいだったんじゃね??」


しかし、この時点でこの仮説は根拠の無い単なる「仮説」に過ぎませんでした。そして、自分は記憶のサルベージを進めて行きました。そして、22個の発見を終える頃には、上記の思いは「仮説」ではなく「結論」になっていたのでした。



そして、その中で自分は「自分に対する自信」を回復させていく事となったのです。今回の記事はここら辺の話を書いていこうも思います。それはどういう事かと言いますと、まずはそもそも自分が何故この記憶のサルベージを始めたのか、その目的を改めて振り返ってみます。その目的とは、下記の疑問に答えを出す為、です。


「何故に自分の人生はどこにも居場所が作れず、社会から脱落する羽目になってしまったのか??」


そう、この疑問こそが記憶のサルベージの「核」となるものでした。自分はこの疑問の答えを知る為に1年3ヶ月もの間、過去の記憶をノートに書き続けたのです。先程、自分が記憶のサルベージを始める際に、以下の仮説が心の中にあったと書きました。


「もしかして俺がどこに行っても居場所を作れなかったのって、家庭環境のせいじゃね??」


これは上記の疑問に対する当時の自分の「仮説」となっています。そして、実は当時の自分の心の中にはもう一つの仮説もあったのです。それは


「(自分がどこにも居場所を作れなかった理由は、)自分という人間が、生まれつき大幅に劣っている人間だから」



です。そう、この仮説は記憶のサルベージを始めた当初、かなり強い仮説でした。それはそうでしょう。自分はそれまでの28年間、学校生活や社会生活にただひたすら挫折し続けた挙句、引きこもりになってしまったのです。そう感じてしまうのも無理はありません。ですから記憶のサルベージを始めた頃の自分は、自分が世の中に全く居場所を作れない理由をこのように考えていたのです。そう、28歳にしてこのような引きこもり状態になってしまった理由は、「自分という人間が生まれつき大幅に劣っているからに違いないからだ」と思っていたのです。



ここまでの流れをまとめたいと思います。自分が記憶のサルベージを始めた目的は以下の疑問に答えを出す為です。



「何故に自分の人生はどこにも居場所が作れず、社会から脱落する羽目になってしまったのか??」


そして、記憶のサルベージを始めた頃の自分の中には、この疑問に対して2つの仮説がありました。


①「もしかして俺がどこに行っても居場所を作れなかったのって、家庭環境のせいじゃね??」


② 「(自分がどこにも居場所を作れなかったのは、)自分という人間が、生まれつき大幅に劣っている人間だから」


記憶のサルベージを始めた頃の自分の中では、②の仮説の方が全然有力でした。割合にしますと、①:②=1:9くらいの割合で②の仮説が強かったのです。しかし、そこから自分は自分の過去の記憶をノートに書いていき、自分に関する発見を次々に見つけていきました。


すると、徐々に②の仮説は弱まっていき、①の仮説が強くなっていったのです。そして、1年3ヶ月後に記憶のサルベージが終わる頃には完全に②の仮説は消え、①の仮説だけが自分の心の中にありました。つまり、先程の割合、「①:②=1:9」は、1年3ヶ月後には「①:②=10:0」にひっくり返っていたのです。



先程も書きました通り、別にこれは当時の自分が意図して書いていった結果ではありません。自分が過去の記憶を素直に意図なく言語化していき、意図なく因果関係を繋げていくと、いつの間にか上記の割合がひっくり返っていたのです。つまり、自分が1年3ヶ月に及ぶ記憶のサルベージを終えてみると、以下の仮説


「(自分がどこにも居場所を作れなかったのは、)自分という人間が、生まれつき大幅に劣っている人間だから」


が、心の中から完全に消えていた、という事になります。これは自分の中である部分の自信が大幅に回復した事を意味していました。




今回の記事はこれで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!




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