鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

女性と街を一緒に歩く事に対して、絶望的に自信がない③(2013年〜2015年・37歳〜39歳)

皆さんこんにちは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表&鬱悪化のフローチャートも併せてどうぞ。では、前回の記事「 女性と街を一緒に歩く事に対して、絶望的に自信がない②(2013年〜2015年・37歳〜39歳) 」の続きを書かせて頂きます。


前回の記事は、38歳頃の自分が元バイト仲間のTさんと居酒屋に行った、という話でした。では、まずは前回の記事をそのまま引用したいと思います。



『前回記事からの引用』


このように自分はTさんと2回ほど居酒屋で楽しくお喋りをした後、次は吉本の劇場を一緒に観に行く約束をしたのでした。ところが、その2〜3日前から漠然とした不安に襲われ始め、睡眠が取れなくなっていったのです。それは以下の理由によるものです。前回の記事のまとめになります。



① 当時の自分(38歳)は、それまでに女の子と街で会った経験が大学時代に2回くらいあるだけ。しかも2回とも全く会話が弾まず、凍り付いた空気のまま1〜2時間でお別れしたのだった。


② 当時の自分は同性の友達と街で遊んだ経験さえろくに無い状態だった。こんな状態で女の子と街で会って、何かをするというのは、かなりハードルが高い行為だった。


③ 当時の自分は落ち着いた場所で女の子とお喋りをする事だけなら出来るようになっていた。しかし、これが「お喋り」以外の事を街で一緒にするとなると、まるで自信が無くなってしまう。なんというか自分が女の子をリードして何かをする事に対して、致命的に自信が無かった。


いいですね。この3つの理由により、当時の自分はTさんと会う事にどんどん不安を覚え始めたのです。そして、会う2〜3日前から緊張で寝付きが悪くなっていきました。すると、睡眠不足で体調も悪化していったのです。当時の自分は当日の約束をキャンセルしようかかなり迷いました。



そして、会う日の前夜、自分は緊張と不安でほとんど眠れませんでした。そして夜が明け、待ち合わせの時間が近付きました。自分は外出の支度を始めますが、体調がヤバいくらいに壊れていました。まず大学時代以来の慢性的な背中の疲労感が酷く、それは疲労感というより激痛です。また、冷え性も酷く、鼻水はズルズル。もちろん、眠れていないので眠気も酷い状態です。



自分の身体はこれらの症状で酷い肉体的苦痛を感じており、その肉体的苦痛で意識は朦朧としている状態です。本来ならこのような状態で女の子と会うなどあり得なかったと思います。しかし、当時の自分は、当日に約束をキャンセルする事も出来ませんでした。上記のような肉体的に衰弱しまくっている状態だと、約束をキャンセルする事すら致命的に恐ろしくなってしまうのです。なんというか肉体的に衰弱しまくると、被害妄想も致命的に悪化し、「約束をキャンセルする」気力すら奪われていってしまう感じでした。



では、ここで久しぶりに当時の自分の体調を思い出す為の出がかりとして、トラウマ歩き時代の「自分で自分の身体を全くコントロールし切れない状態」を振り返ってみたいと思います。



『トラウマ歩き時代の「自分で自分の身体を全くコントロールし切れない状態」ⅰ〜ⅶ』


う〜ん、酷い。上記の体調は「トラウマ歩き時代」の体調であり、当時の体調は地獄の底の底を這いずり回っているようなものでした。そして、Tさんと会っていた頃は、それから2〜3年が経っており、自分の体調はトラウマ歩き時だよりは多少良くはなっていたと思います。そう、上記の状態の主な原因である「トラウマ歩き」が終わったからです。




ところが、これまで書いてきましたように、自分はTさんと会うにあたり、ほとんど睡眠が取れない状態でその日を迎える事となったのです。



そして、この「睡眠不足」がトリガーとなり、トラウマ歩き時代の「自分で自分の身体を全くコントロールし切れない状態」が蘇ってしまった印象です。当日の自分の体調は、トラウマ歩き時代と同様に「背中の慢性的な激痛」と「鼻水」と「睡眠不足」で、ボロボロに壊れまくっていました。



また、それに伴い病的な被害妄想も発症して、約束をキャンセルする気力もありません。自分は絶望的な状態で待ち合わせ場所に向かったのでした。


『引用終わり』


このように38歳の自分は絶望的な状態でTさんとの待ち合わせに向かったのでした。電車の中で自分の精神はかなりの不安感と緊張感に襲われました。と同時に、体調はぶっ壊れまくっており、「背中の慢性的な激痛」と「鼻水」と「睡眠不足」が辛くて仕方ありません。これはどう考えても女の子と会うような体調ではありません。しかし、この時の自分には約束をドタキャンをする気力さえありません。自分はドナドナの子牛のように待ち合わせ場所に運ばれて行きました。



新宿駅に着くと待ち合わせ場所にTさんが待っていました。自分達は吉本の劇場に向かいました。しかし、もはや頭の中は疲労感と鼻水と眠気に支配されており、思考能力は何一つ働きません。それはまるで高校時代にタイムスリップしてしまったかのようでした。



自分達は劇場に着くと、座席に座り、開演を待ちました。開演まで10分くらいありましたが、その間もTさんとの会話は途切れがちで気まずい沈黙が流れていた記憶です。自分はなんとか会話をしようとしますが、焦れば焦るほど話題が見つかりません。また、必死に頑張って話題を見つけても、一言二言で会話が終わってしまいます。この時の自分は「早く公演始まってくれ!!」と願っていた記憶です。



10分後ようやく公演が始まり、目の前では漫才が始まりました。確か南海キャンディーズが出ていました。しかし、自分の心の中はもはや漫才どころではありませんでした。自分の頭の中は疲労感と鼻水と眠気による肉体的苦痛で朦朧としていましたし、さらにTさんとの会話がままならない事に対する絶望感まで発生しています。



もし、この時の自分が通常の自分なら大好きな漫才が目の前で見られて、テンションが上がりいくらでも喋る事が出て来たと思います。しかし、この時の自分は鬱的な身体的苦痛で意識が朦朧としており、まるで別人のように何も言葉が思い浮かばなくなっていました。ですから、その後の公演の休憩時間の間もTさんとの会話は一向にままならず、針のむしろ状態です。ホント高校時代の透明人間な自分にタイムスリップしたようでした。




今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!




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