鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

自分の鬱が回復した原因は「大学時代のカウンセリング受診経験」(2023年4月・46歳)

皆さんこんにちは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表&鬱悪化のフローチャートも併せてどうぞ。では、前回の記事「 このブログで書きたかった事を改めて考えてみる(2023年4月・46歳) 」の続きを書かせて頂きます。




前回の記事は、自分の鬱の回復において、「カウンセリングの受診経験」が必要不可欠であった、という話でした。では、まずは前回の記事をそのまま引用したいと思います。



『前回記事からの引用』



上記を踏まえて、自分がこのブログで書きたかった事を改めて考えてみます。先程も書きました通り、自分が鬱を回復させた要因で最も大きなものが、「①家族それぞれの人生を詳細に聞いていった。それによって家族に対する『殺しても殺し足りない』程の憎悪が減少していった。」です。そして、この①の要因に絶対不可欠だったものが、「大学時代の6年間のカウンセリング受診経験」です。



そう、もし自分にカウンセリング受診経験が無ければ、①の要因は一切発生しなかった事でしょう。そして、①の要因が無ければ鬱は回復していません。つまり、カウンセリング受信経験無くして、鬱は回復しなかった、という事になります。



どうして、カウンセリング受診経験が無ければ①の要因が発生しなかったのか説明したいと思います。①の要因に絶対不可欠なものが、「家族の人生に対する興味」です。これが無ければ家族の人生を聞こうなんて思うはずがありません。まして自分の鬱の最も酷かった時期(2006年〜2011年)、自分は家族に対して「殺しても殺し足りない」程の憎悪を感じていたのです。



ではどうして2006年〜2011年の自分は「家族の人生に対する興味」を持てたのでしょうか。それは2004年〜2005年(28歳〜29歳)の話になります。この年に自分は全ての社会生活と家族関係から脱落し、部屋に引き篭もる事になりました。そこで自分は自分の人生におけるトラウマを1年間かけて全てノートに書き出していったのです。さらに書き出しただけでなく、トラウマ事件にまつわる感情と情報を整理整頓していき、どうしてそのような事件が起こってまったのか、その因果関係を全て繋いでいきました。



これによって、29歳の自分は自分のトラウマ及び人生の因果関係を俯瞰で見れるようになりました。そして、自分の人生がひたすら孤独であった理由が「家庭環境」にあった事を理解しました。これが理解出来るようになると、猛烈に他人の人生について興味が湧いてきたのです。それはこういう気持ちです。



「自分の人生は家庭環境によって滅茶苦茶にぶっ壊されてしまった訳だが、果たして他の人の人生はどうなのだろう??」



『引用終わり』


このように自分はノートに自分の人生を書いていく事で、自分の人生を俯瞰で見れるようになっていました。そうしますと、以下の思いが溢れてきたのです。


「自分の人生は家庭環境によって滅茶苦茶にぶっ壊された訳だが、果たして自分以外の人の人生はどうなのだろう??」



こうして自分の心の中に「他人への興味」が産まれたのでした。ちなみに「ノートに自分の人生を書く以前の自分」、つまり「28歳以前の自分」は他人への興味がほとんどない人間でした。特に20歳でカウンセリングで受けるまでは全くありませんでした。何せ当時の自分は自分自身の事さえまるでよく分かっていなかったのです。自分自身の健康状態の悪化にさえ気付かない有様です。そんな自分が他人に興味を持つのは到底無理な芸当でありました。



さて、そんな自分は28歳〜29歳の時に自分のトラウマをノートに全て書いていき、自分という人間を知っていきました。と、同時に他人に対する興味も猛然と湧いてきたのです。



そして、ノートを書き終わってから3年後、32歳の自分はこの思いに突き動かされ、母親の人生を詳細に聞き始めたのでした。さらに、それから3年後には妹、それから1年後には父親の人生を詳細に聞いていきました。



このように自分は家族それぞれの人生を詳細に聞いていきました。すると、家族の人生を知れば知るほど、家族に対する「殺しても殺し足りない」程の憎悪が減少していき、消滅していったのです。そして、家族に対する憎悪が減少すると、家庭内における致命的な孤立感は薄まっていき、自己肯定感は逆に増加していきました。これにより鬱が回復していったのです。



ではどうして、28歳の自分は過去のトラウマをノートに書き出そうと思ったのでしょうか。それは、大学時代の自分が大学内でカウンセリングを6年間受け続けていたからです。カウンセリングによって、自分は生まれて初めて、「自分の気持ちを素直に安心して表現する」事を体験しました。このカウンセリング体験から派生して出来上がったのが、「ノートに過去のトラウマを書き出す」という行為だったのです。



このようにカウンセリング無くして、「ノートに過去のトラウマを書き出す」行為はありませんでした。そして「ノートに過去のトラウマを書き出す」行為無くして、「家族の人生に興味を持つ」事もあり得なかったのです。そして、「家族の人生を詳細に聞いていく」事をしなけれぼ、自分の鬱は回復しなかった事でしょう。



つまり、自分の鬱が回復出来た原因は、「大学時代のカウンセリング受診経験」にあったと言えます。





今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!




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