鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

「父が中古の一軒家を購入した際(1990年)に、母の怒りが怒髪天を衝いた理由❶〜❹」

「父が中古の一軒家を購入した際(1990年)に、母の怒りが怒髪天を衝いた理由❶〜❸」


❶5年前に医院を購入した際、ボロボロの医院を購入して母を落胆させていた。

そもそも父は5年前に診療所を購入した際にも、失敗をして、母を落胆させていた。母としては、駅前の綺麗な駅ビルの中のクリニックのようなものをイメージしていたらしいのだが、実際に父が購入したのは、築20年のボロ医院だった。しかもその1階には、以前の医院で使っていた薄汚れたゴミが大量に散乱しており、母はその後処理でかなり苦労したそう。母は後年、残念そうにこう語った。「診療所の購入は、本来ならコンサルタントなど知識のある人に相談した上でするべきだった。しかし、お父さんは他人の言う事には一切耳を貸さず、独断と偏見で全てを決断し、失敗してしまった。」、と。



❷5年前に父の開業の話を聞いて、父方の祖母とニートの叔父が勝手に我が家の近所に住み着いてしまう事件が発生。


父としてはこの2人の存在を完全に無視したかったのだが、母はこの2人への対応を父に激しく求め続けた。母は暖かい家庭に育っていたので、近所に引っ越してきた父方の祖母と引きこもりの叔父を無視し続ける事など出来なかった。しかし、そもそも父の家族関係は元から凍り切っていて、家庭内はバラバラ。しかもこの時の父は開業によって激しい消耗状態に陥っていた。よって、父にはこの問題に対応する気力は皆無であり、2人の存在を無視するしか、方法は無かった。


このようにこの問題に対する両親のスタンスは180度真逆のものであり、どんなに言葉を尽くしてもお互いの溝は全く埋まらなかった。よって、我が家の食卓においては、この問題を引き金となる両親の激しい喧嘩が10年以上続く事になった。



❸父が銀行の支店長に半ば騙される形で、中古のボロ家を買わされてしまった。しかもそれは母親に全く相談なく行われた。

父が購入したボロ家は、築20年くらいで何一つリノベーションされていなかった。全体的に壁紙は茶色に汚れており、以前住んでいた家族の使用感がそこかしこに残っていた。間取りもデザインもいまいちだったし、壊れたガス給湯器や太陽光パネルがそのまま残っていたりもした。角地でも無かった。そのくせ購入価格だけはけっこうな値段だった。


しかも父はこんなボロ家を母親に一切相談する事なく、強行してしまったのだった。


❹家を購入した際には気付かなかったそうだが、実は向かいの家の隣人が、うちの医院の会計を任している事務所で働いていた。それを知った母親がまたも激怒。


これが判明した際にも母は「うちのお金の動きが向かいの隣人に全て丸分かりになっているなんて耐えられない!!」、と発狂した。実際の所、向かいの隣人さんが医院の会計が分かるようなポジションにいたのかは、不明なのだが、とにかく母親にとってその状況は耐えられなかった。故に母は引越し後、この問題でも父を連日激しく責め立てたのだった。