鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

記憶のゴミ屋敷状態(過去編・1992年8月頃・16歳)

皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表も併せてどうぞ。では、前回の記事「高校時代の自己認識(2008年2月・32歳) 」の続きを書かせて頂きます。




前回の記事は、自分が高校生活の3年間にかなりの虚しさと悲しさを感じていた、という話でした。そう、自分は高校1年生で鬱を発症し、以下の4つの症状に苦しむようになっていました。


・食欲の完全消失

・日曜夜ごとの激しい喘息

・慢性的な疲労感と眠気

・学校生活中の激しいめまい



しかし、当時の自分はこの4つの症状を全く自覚出来ていませんでした。自分の身体に起こっている大きな異変に全く気付いていなかったのです。何故ならこれらの症状は自分の中でいつの間にか当たり前の日常となっていました。自分は小学校3年生以降、日々の体験や感情を全く言語化する事なく生活していましたから、そのような体調の異変に関しても全く言語化していなかったのです。(この場合の言語化とは「お喋り」もしくは「書く事」を指しています。)そして、日々の体験や感情は言語化を経ないと「カオス状態」のまま記憶の海の底に沈んでいく事になります。さらにこの「カオス状態」のまま沈んでいった体験や感情は、その後思い出す事が困難になると思うんですよ。実際に自分の記憶の海の底は、ある時期(28歳)まで「超カオス状態」に陥っていました。そしてこの時の自分は過去の記憶を思い出す事が非常に困難になっていたのです。



では何故言語化を経ないと過去の記憶を思い出す事が困難になるのでしょう。自分は体験や感情を言語化するメリットとして以下の2つが考えられると思います。


・整理整頓


・感情の消化



この「整理整頓」が、その後の記憶の思い出し易さに影響すると思うんですよ。こんな感じです。


言語化され「整理整頓」された記憶→思い出し易い


言語化されずカオス状態のままの記憶→思い出しにくい



例えるなら、とっ散らかった部屋から任意の物を見つける事は難しいですが、整理整理された部屋から任意の物を見つけるのは簡単、という感じです。そして、自分は小学校3年生以降日々の体験や感情を全く言語化しなくなりましたから、これらの記憶は全く整理整頓される事なく、記憶の海の底に沈んでいく事になったのです。そして、自分の「健康状態」に関する記憶も全く整理整頓される事なく、沈んでいってしまいました。整理整頓されていない記憶は思い出す事が困難になりますから、自分の中では「無かった」事と同然になります。先程の例えで言いますと、自分の記憶は「ゴミ屋敷」状態だったのです。記憶が何も整理整頓されないまま、どんどんどんどん何層にも積み重なっていってしまいました。このなってしまうと後からそこから任意の物を見つけるのはほぼほぼ不可能です。ですから、自分の中の「自分の健康状態」のデータもそのゴミの層に埋もれてしまって、そこから見つけるのがほぼほぼ不可能な状態だったのです。これでは「無い」のと同然です。こうなってしまうと自分の健康状態が悪化した際に、「過去の健康状態」と「現在の健康状態」の「比較」が出来ません。「比較」が出来ないとどうなるのか、それは自分の体調の悪化に気付く事が出来ない、という事になります。かくして自分は高校1年生で鬱を発症したものの、それらの諸症状を自覚する事が全く出来なかった、という事になります。そして、自覚出来ていないのですから、誰かに相談する事もあり得ません。まぁ仮に自覚出来ていたとしても、自分の周りに信頼出来る相談相手など皆無だったんですけどね。




今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!




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