皆さんこんばんはスキッパーです!今日も見に来て下さりありがとうございますm(_ _)m今日も皆さんに自分の話を読んで頂けるかと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事も併せてどうぞ。では、前回の記事「尿管結石の際の父親の暴言、その背景を探る」の続きを書かせて頂きます。
前回の記事は、自分が尿管結石を発症した際に父親から食らった暴言、その暴言の背景を探ったという話でしたね。そう、自分は自分なりの仮説を2つ立てて、この暴言の背景を探ったのですが、それらは父親によって否定されました。しかし、父親は自分の立てた仮説を否定はするものの、父親自身も何故自分(父親)があのような暴言を吐いたのか全くその背景を説明出来なかったんですよ。父親は痛みに悶絶する自分にあそこまで外道な言葉を投げ付けておいて、その時の気持ちは全く覚えてないと言うのです。自分としては「なんじゃそりゃ」って感じでしたねぇ。
さて、それから7年程経った頃でしょうか。(2016年頃)自分はふとした時に3つ目の仮説を思い付きます。それはこれまでの仮説とは大きく離れたものでした。自分はこれを思い付いた際、「これはすごい仮説だ!」と自画自賛したのを覚えていますwまず、前述の2つの仮説は「父親が自分に対して凄まじい憎しみを持っていたはず」という前提に立って作られていました。しかし、3つ目の仮説はその前提からは完全に離れます。そう、自分が前述の2つの仮説を父親に問い掛けてみた際、父親からは「あの尿管結石の時、〇〇(自分の名前)に対して恨みは全く無かった」というリアクションが返ってきました。自分はとりあえずその言葉を信じる事にしたのです。自分的にも前述の2つの仮説以外には自分が父親から激しい恨みを買うような過去の出来事は思い浮かばなかったですし。そして、2つの仮説が否定されてから7年の間、自分は事にあるごとに新しい仮説を求めて、父親のパーソナリティや父親自身の人生を思い出していました。すると、ある時「父親」と「父親が診てきた患者さん達」との関係性にヒントがあるような気がしてきたのです。
どういう事かと言うと、この尿管結石の暴言の際、自分は父親に対して助けを求めていた訳ですが、これって父親が父親自身の仕事の中で何度も経験してきたであろうシチュエーションなんですね。「医療関係者」という仕事はまず病に苦しむ患者さん達がお医者さんの所に助けを求めに来ますよね。その構図と尿管結石の際の自分と父親の関係性がとても似ている、と。その中でも特に注目したのが、1985年に父親が自宅で開業をしてからの話です。以前にもお話ししましたが、うちの父親は開業以降、平日の通常の診療時間(朝9時〜夕方5時)に加えて、昼夜を問わない往診の依頼にも全て対応してきました。この患者さん達への神対応により、うちの医院は患者さん達で溢れました。開業したての医院の経営を軌道に乗せる為に、うちの父親は昼夜を忘れて仕事を頑張ったのです。(確か1日100人くらい患者さんを診ていたという話です。)しかしですね、この極度の頑張りが父親に甚大な心身ダメージを与えた事もまた事実なのです。まず、そもそも論として、うちの父親のパーソナリティは「医療関係」という職業に最も向いていません。これまで何度も書かせて貰っていますが、うちの父親の性格はまず基本超人嫌いですし、エネルギー値が超低く、超神経質で、人の事を見下しがちな人間です。そして、人間関係を作る事が超不得意ですから、現実世界の対人関係で喜びを感じる事も少ない。うちの父親の人生を詳細に聞いていった所、うちの父親には心を許せる友人は皆無でしたし、そもそも親子関係、兄弟関係、親戚関係などの身内関係も全て破綻していました。ですからすぐに辛い事があると自分に都合の良い妄想の世界(宗教やオカルト)に逃げ込んでしまう。そんな超人間嫌いで、人間関係構築能力0の父親なのですが、医院を開業して7〜8年の間はそのような超人嫌いな性格とは真逆の「患者さん思いの良いお医者さん」の仮面を被り、患者さん達の為に昼夜を問わず尽くしてきたんですね。今回の記事では割愛しますが、うちの父親が医院を開業後、父親方の祖母と叔父が勝手にうちの近所に引っ越して来てしまいまいまして、この二人の扱いを巡って夫婦仲が急激に悪化していきました。この事で父親が受けた精神的ダメージも甚大だったと思います。(詳しくは我が家のゴタゴタの歴史① ② ③)そして、その無理がたたり開業して8年程経つと心身共にパンクしてしまった。(我が家のゴタゴタの歴史11)
ここで鍵となるのが、「父親が本来の父親自身のパーソナリティとは真逆の仮面を被って、長い間患者さんの対応をし続けてきた」、という所です。特に開業してから4年間は、通常の診療に加え、昼夜を問わない往診にも全て誠実に対応し続けたという話ですからね。このように父親は休みなく患者さん達へ誠実に対応し続けました。時には夜中寝ている所を患者さんからの電話で起こされ、往診に向かう事もよくあったそうです。そのような状況が続く中で父親の中にどんどん精神的ストレスが溜まっていった事は想像に難くありません。そもそもこのような昼夜を問わない超連続した働き方は「一人ブラック企業」と言っても良いくらい無理がありますし、さらに父親の場合は本来の父親のパーソナリティとは真逆の仮面を被って患者さん達に誠実に対応し続けた訳ですからね。そうそう、以前自分は父親にこう聞いた事があります。「お医者さんって患者さん達の病気を治して、患者さん達に喜んで貰う事が次のエネルギーになっていく所があると思うんだけど、親父にはそういう所はあるの?」と。この問いに対して父親はバツの悪そうな顔で「そういう所が無い訳では無いけど、俺にはもっと違う精神世界での達成感みたいのを求めてしまう所があるんだ、、」と答えていました。この答えからも、うちの父親が現実世界での人と人との心の触れ合いみたいなものにはほとんど興味がなく、妄想世界に逃げ込みがちな所が分かると思います。また、どんなに一生懸命患者さん達の病気を治していっても、それが父親のエネルギーにはならなかったであろう事も推測できます。
そんな感じで父親は、本来の父親のパーソナリティとは真逆の「良いお医者さん」の仮面を被って、長期間患者さん達に誠実に対応し続けた訳です。その結果どんどん精神的ストレスは溜まっていき、肉体的な疲労感も溜まっていった事でしょう。夜中寝ている所を起こされて往診に向かうのですから、どんどん睡眠不足も酷くなっていった事が推測されます。自分も経験あるから分かりますが、睡眠不足が続くとホントに心身は追い込まれていきます。ここからは完全に自分の想像になります。そんな心身の極限状態が続く中、父親の中の無意識的な部分で、患者さん達への反感や敵意が生まれていったのでは無いかと思うのです。患者さん達の中にはわがままを言う人や無理難題を言う人、クレームをつけてくる人、様々な人がいた事でしょう。そして、そんな人達が夜中に疲労困憊で寝ている父親の所に電話してきて、往診を頼む事もあったかもしれない。そのような時、父親の心の中では無意識的にその患者さんに対してこのように毒付く事もあったのでは無いかと思うのです。「こんな時だけ頼りやがって!!」、と。
今日はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!m(_ _)m
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