鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

ノートによるセルフカウンセリング⇒記憶のサルベージ(2004年4月頃・28歳)

皆さんこんばんはスキッパーです!今日も見に来て下さりありがとうございますm(_ _)m今日も皆さんに自分の話を読んで頂けるかと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事も併せてどうぞ。では、前回の記事「過去を振り返ろうとするも視界0mの超濃霧状態で後ろが全く見えない(2004年4月頃・28歳)」の続きを書かせて頂きます。




前回の記事は、自分が自分の過去を振り返ってみたら、視界0mの超濃霧状態だったって話でしたね。何故視界0mの超濃霧状態だったのかと言いますと、それは自分が自分の人生をほとんど言語化しないで生きてきたからです。話は少し変わりますが、自分はこのブログにおいて、幼い頃からの自分の鬱の歴史を184記事に渡って書いてきています。もしかしたらこのブログをお読みの方達の中にはそれを読み「全然自分の人生を言語化できているじゃないか?」と思われる方がいるかもしれません。しかしですね、自分がここまで書いてきた184記事(正確には尿管結石(27歳)までの115記事)は、この28歳で始めたノートによるカウンセリングによって初めて言語化されたものなのです。そう、自分がこの作業を始める以前、この115記事に書いた幼い頃からの出来事やその時の気持ちは、自分の中で全く言語化されておりませんでした。その時々の出来事とその際の感情はリアルタイムでは全く言語化されておらず、心の中でただただモヤモヤモヤモヤしていたものなのです。そしてこの心の中のモヤモヤはとても重く暗く悲しいものでもありました。この心の中のモヤモヤこそ、自分が過去を振り返った時に見た視界0mの超濃霧の正体と言って良いと思います。そして、自分はこの28年に渡って溜まりに溜まった心の中のモヤモヤを、セルフカウンセリングによって一文字一文字言語化していく作業に取り掛かりました。




それは気の遠くなるような作業の始まりでした。生まれてこの方1度も言語化された事のない28年分の膨大な昔の記憶を言語化していく訳ですから、作業量が半端ありません。また、思い出す感情、情景、出来事の全てが断片的であやふやです。ですから、思い出した出来事は決して断定的には書かず、後から修正が効くよう推測的な書き方をしながら思い出していきました。同じ出来事を何度も何度も思い出しては、あらゆる角度から客観的事実を推測し、筋道が通るように出来事を言語化していきました。このように「出来事」の言語化にはかなり細心の注意を払わなければなりませんでした。反面「感情」の言語化はそこまで面倒では無かった記憶です。自分の過去の記憶を大きく分けると、小学校3年生以前の記憶と以降の記憶に分かれます。小学校3年生以前の記憶に関しては、感情の残骸がほとんど残っておらず、当時の感情を推測で書いていく部分もあり、その推測に時間がかかる事はありました。しかし、小学校3年生以降の記憶になると、そこには当時の生々しい感情が全く手付かずのまま残っておりまして、それは素直に言語化していけば良かったのです。感情の言語化に関してはこれまで散々ノートに書いてきていましたからお手の物でした。また、そのように過去の感情を言語化した上で、そこからその感情にまつわる出来事を推し量る事もありましたね。何分20年以上前の事ですから、出来事の客観的事実に関する自分の記憶には曖昧な部分が沢山ありました。しかし、そこに付随している自分の感情に関しては当時の生々しい感情そのものが残っていましたから、これは自分にとって100%信頼できるものだったのです。ですから感情の痕跡を細かく言語化した上で、そこからその時起こった出来事を推測していくやり方を良く使っていました。




ノートによる過去のセルフカウンセリングを始めて1週間くらい経った頃でしょうか?自分は自分がやっているこの作業に名前を付けたくなったのです。当時の自分はこの作業の事を「ノートによるセルフカウンセリング」とは呼んでおらず、何も名前が無い状態でした。そこで思い付いたのが大好きなアニメ「エヴァンゲリオン」です。自分はこのアニメが大好きで何度も見返していました。作中主人公のシンジ君は過酷な出来事に何度も巻き込まれ、どんどんメンタルが壊れていきます。サブキャラのアスカやレイも同様です。自分は彼らのメンタルが壊れていく様子に自分自身の姿を重ねていました。そして、中盤シンジ君は敵である使徒に取り込まれ、身体がスープ状態になってしまいます。そんなスープ状態のシンジ君の心と身体を元の人間の状態に戻す作業が行われるのですが、その作業は作中「サルベージ」と呼ばれていました。自分は自分が今やっているこの作業とこの作中の作業がとても似ている事に気付きました。まさに自分も心の中の膨大なモヤモヤを言語化し、自分自身を取り返そうとしていたからです。また、この「サルベージ」という言葉の元々の語源もぴったりでした。「サルベージ」とは沈没船に眠る物資を引き揚げる事を意味しています。自分もまさに記憶の海に飛び込み、そこに残る記憶の残骸を引き揚げようとしていました。ですので、エヴァ的な意味でも、語源的な意味でもこの「サルベージ」という言葉は、これから自分がやろうとしている作業にぴったりでした。この名前を思い付いた時、自分はかなりテンションが上がったのを覚えています。大好きなエヴァから名前を持ってこれたのが嬉しかったですし、元々の語源的にもぴったりだったからです。




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今日はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!m(_ _)m





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