鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

記憶のサルベージが折り返し地点に到達(過去編・2005年1月・29歳)

皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表&鬱悪化のフローチャートも併せてどうぞ。では、前回の記事「 「何故自分は社会から脱落する羽目になったのか?」という謎が徐々に解けていく(過去編・2004年12月・28歳) 」の続きを書かせて頂きます。



前回の記事は、自分が記憶のサルベージ(言語化)を進めていく中で9個の大きな発見をした、という話でした。記憶のサルベージ(言語化)とは、自分が28歳の時に行っていた過去の記憶をノートを書く行為の事を指しています。この時の自分は全ての社会生活と家族関係から脱落し、部屋に引きこもっています。


さて、自分が記憶のサルベージ(言語化)を始めてから半年が経とうとしていました。その中で自分は以下の9個の大きな発見をしていました。


「記憶のサルベージで見つかった自分に関する9個の発見」



①自分のこれまでの28年間の人生が大失敗に終わった。

②高校時代に「鬱」を発症していた。当時の鬱の諸症状はこちら。


「高校時代の鬱の諸症状(2004年ver)」


・食欲消失

・日曜夜の激しい喘息

・背中の慢性的な疲労

・慢性的な眠気

・高校生活中のめまい



③「大学空手部の3年間」もまるで無駄であった。

④大学空手部の3年間で鬱がさらに3倍悪化した。心身は「鬱の廃人」状態に陥っていた。


⑤大学空手部引退後の自分は以下の思いを支えにして生きていた。


「自分はあの過酷過ぎる空手部の3年間を耐えたのだから、体力が付いているはず!!そして、体力が付いているなら、自分に自信が付き、社会のどこかに居場所が作れるはず!!」


しかし、実際には自分の心身は「鬱の廃人」状態に陥っており、「虚構の体力と自信」を捏造してすがっていただけだった。


⑥自分の人生はただひたすらに人間関係で挫折を繰り返し、大学空手部も大失敗し、心身が壊れていくだけの人生だった。


⑦小学校3年生を境目にして、記憶の色が明らかに変わっている。小3「以前」の記憶には鮮やかな色が付いているのだが、小3「以降」の記憶は「灰色」一色。記憶から色が完全に剥げ落ちている。


⑧記憶の色の変化の原因は、当時の家庭環境の急激な悪化にあった事が判明。この頃に両親が新規事業を始め、新規事業と夫婦喧嘩に明け暮れていった。両親はそれ以前から自分に対して無関心だったが、この頃から完全放置。自分はこの状態に激しい不安感と危機感を感じていた。それは、「自分という存在が立っている地面がいつ崩落してもおかしくない」、そんな激しい不安感。それに伴いメンタルが急激に悪化し、持病の喘息も急激に悪化。学校を休みがちになり、半不登校児になっていた事も思い出す。


⑨小3の時に通っていたスイミングスクールで離人症を発症していた事が判明。小3で精神疾患を発症していた事を知り、自分の人生の先行きの暗さに愕然とする。



これらの発見は一つ一つがホントに大きな発見で、目から鱗なものばかりでした。これらの発見により、自分が解きたくて仕方なかった「とある謎」が半分くらい解けてきている感じがありました。その謎とは、


「何故に自分の人生はどこにも居場所が作れず、社会から脱落する羽目になってしまったのか??」


です。そして、この謎が上記の9個の発見によりって、半分くらいは解けてきている手応えがありました。中でも⑧の発見は大きかったです。小学校3年生の時の家庭環境の急激な悪化、これが謎を解く為の最重要ヒントになっていました。


さて、このようにして記憶のサルベージ(言語化)が折り返し地点を迎えようとしていました。この時の自分は29歳で、時期的には2005年1月頃です。自分が古本屋を辞めたのは3ヶ月前で、完全な引きこもり状態になってからは3ヶ月が過ぎていました。この間他人との接触は皆無です。他人はもちろんの事、家族との接触もゼロ。そして、寝る時間と食事の時間ある以外は全てこの記憶のサルベージ(言語化)に投入していました。



この時点で自分が記憶のサルベージ(言語化)を始めてからは3ヶ月+4ヶ月が過ぎていました。しかし、書いても書いても全く記憶の底が見えてきません。そう、当時の自分はここが折り返し地点だと全く気付いていませんでした。ですから、当時の自分はそれに対する不安感がかなりあった記憶です。「一体これいつ終わる訳??」、と。


しかし、自分は上記の謎を解きたくて仕方ありませんでした。そして、他にやりたい事も全くありません。自分は全ての社会生活に挫折し、家庭内の人間関係からも脱落して、引きこもりになっていましたから、やりたい事がこれくらいしかないのです。昔はTVゲームをよくやっていましたが、こんな絶望的な状態でゲームを楽しむ余裕などありません。ですから当時の自分に出来る事は、上記の謎を解く為に、ひたすら過去のトラウマを言語化し続ける事だけだったのです。



今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!




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