鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。skipper1242でツイッターもやってます。

言語化による記憶の整理整頓効果(過去編・1997年4月頃・21歳)

皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事 人生年表も併せてどうぞ。では、前回の記事「安心して素直に自己表現できる場所(過去編・1997年4月頃・21歳)」の続きを書かせて頂きます。



前回の記事は、自分がカウンセリングの2回目を受け、その後半くらいで空手部の辛さを喋り始めた、という話でした。あれはホントたどたどしいお喋りだったと思います。何せ自分はそれまでの21年間で全く自己表現をしてきていませんでしたからね。日々の出来事を全く言語化せずに生きてきましたから、ほとんどの記憶が整理されないまま、カオス状態で記憶の海の底に沈んでいったのです。(この場合の「言語化」とは、「喋る事」もしくは「書く事」を指しています。)そして、カオス状態で沈んでいった記憶は、他のカオスな記憶と次々と混ざり合い、さらにカオス化が進んでいってしまいました。こうなってしまうと後から思い出すのはとても困難な状態です。そう、この状態を例えるなら、ゴミ屋敷のゴミ部屋において、3〜4mにも積み重なったゴミの層から何かを見つけ出すのがとても困難な状態なのととてもよく似ています。無造作に捨てられたゴミの層から任意のモノを見つけるのは、とても困難です。ここまでゴミが重なってしまうとそれは見つけられず、無くなったも同然だと思います。



では逆に言語化され整理整頓された記憶とはどのようなモノなのかという話ですが、先程のように「部屋」で例えたいと思います。それはタンスや物置や引き出しなどの「後で取り出しやすい場所」に「必要なモノ」がきちんと仕舞われている部屋、そんなイメージです。もちろん床には何もゴミは散らばっていません。しかも引き出しの一つ一つに「この引き出しには〇〇が入っている」とラベルを貼ってあると、より後で取り出し易い。そんな感じのイメージです。そう、なんというか記憶を言語化していくと余計な部分が削ぎ落とされていき、後で思い出し易いような「要点」だけ残っていくようなイメージもあったりします。なんというか、魚を食べた後、「骨」だけ残るのと似ています。そして、「要点」だけになった記憶は「ラベル」として後で思い出す際の手がかりになる、そんな感じです。そして、「要点」だけ残ると記憶のデータ量も減るのでカオス状態にはなりにくい、と。これが記憶の整理整頓であり、「言語化の効用」だと思います。




まとめますと、日々の出来事を言語化し、整理整頓していくと、後で思い出し易くなると思うんですよ。逆に言うと、自分の場合は、日々の出来事を全く言語化せず、全てがカオスなまま記憶の海の底に沈んでいきましたから、後で思い出すのがとても困難になってしまった。そして、思い出すのがとても困難な記憶は「無かった」も同然なんですね。ですから自分は小学校3年生以降日々の体験や感情が全く積み重なっていかず、結果精神年齢の成長が小学校3年生で止まってしまった。ですから、年齢を重ねるにつれ周りのクラスメートとのコミュニケーションがどんどん困難になっていったのです。また、自分の健康状態の記憶も積み重なっていきませんでしたから、高校1年生で鬱を発症した際にも、自分の体調の異常に気付く事が全く出来ませんでした。ちなみにその時の異常がこちら。



「高校時代の鬱の諸症状」


・食欲の完全消失

・日曜夜ごとの激しい喘息

・慢性的な疲労感と眠気

・学校生活中の激しいめまい



そう、高校時代の自分の体調は明らかに異常でしたが、当時の自分はその異常性を全く認識する事が出来なかったのです。それは何故かと言うと、自分が「過去の健康状態」を全く思い出せなくなっていたからです。自分は日々の健康状態に関しても小学校3年生以降全く言語化する事なく過ごしていきました。それにより健康に関する記憶も全く言語化されずにカオス状態のまま記憶の海の底に沈んでいく事となったのです。こうなってしまうと「過去の健康状態」を思い出す事はとても困難であり、「無くなった」も同然です。結果、「過去の健康状態」と「現在の健康状態」の比較が出来ず、現在の異常に気付くのは不可能です。このように自分は自分の健康状態の記憶すら思い出せなくなっていましたから、高校1年生で鬱を発症後も自分の体調の異常性に気付く事は出来ませんでした。故に大学3年生で受け始めたカウンセリングにおいても自分の健康状態を言葉で説明する事は非常に困難だった、という事になります。





今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!





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