鬱、引きこもり、家庭問題、コミュニケーション、発達障害について

30年間鬱と闘病した46歳ニートが、何故社会に適応できなかったのか、どのようにして鬱から回復していったのか、過去を考察しています。引きこもり歴15年、就職経験無し、発達障害歴&彼女いない歴45年。ツイッターを@skipper1242でやってましたが凍結されましたので、現在は@skipper954954でやってます。

過去の自分にエールを送る〜1年ぶりの遠出④(2005年8月頃・29歳)

皆さんこんばんはスキッパーです!今日も見に来て下さりありがとうございますm(_ _)m今日も皆さんに自分の話を読んで頂けるかと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事も併せてどうぞ。では、前回の記事「1年ぶりの遠出③(2005年8月頃・29歳)」の続きを書かせて頂きます。




前回の記事は、自分の1年ぶりの遠出についての話でした。自分は1年間に渡り引きこもり、記憶のサルベージ(言語化)を進めてきたのですが、「自分がこれまで言語化してきた記憶は、実は全て自分の脳内のみで発生した『妄想』なのでは?」という疑念が湧き上がってきたんですね。そこで、自分は1年ぶりに遠出し、最も思い出深い場所「1つ目の大学」を訪れました。そこで、自分の記憶通りの場所に記憶通りの校舎が建っている事を確認し、これまで自分が言語化してきた記憶が「妄想」ではなく、「実際にあった記憶」であったことを確認したのです。そして、自分は大学の門をくぐり、空手部の道場に向かいました。朝の大学には人っ子一人おらず、清々しい空気が流れていました。自分は空手部の道場に向かう間とてもドキドキしていました。今から向かうその場所こそが、自分が鬱を3倍に悪化させる事となった因縁の場所だからです。そう、自分はこの道場で行われた練習の中で「殺される」くらいの恐怖心に晒され続け、心身がぶっ壊れていきました。そして、そのおよそ10年後に自分はその記憶を綿密に言語化し、因果関係を把握したのです。自分はドキドキしながら道場の階段を降りていき、道場の扉を開きました。するとそこには記憶通りの道場の風景があったのです。朝の道場には人っ子一人おらず、自分は気兼ねなく道場の中を歩き回りました。そうしますと、自分の涙腺がみるみる緩んでいったのを覚えています。「あぁ自分はこの道場で3年間恐怖と孤独と戦い続け、鬱の廃人となっていったのだ!!」、と。そう、道場の中を歩き回っていますと、道場のあらゆる場所に大学時代の自分の残像が見えてくるんですね。それはすなわち、人間サンドバッグの恐怖に独り慄き、慢性的な疲労感と眠気と冷え性で意識朦朧としながら、絶望的な気持ちで突きや蹴りを繰り返している自分の姿、です。このようにサルベージ後に大学に訪れている当時の自分が「28歳」で、大学時代の自分が「18〜21歳」ですから、28歳の自分はおよそ10年前の自分の姿を道場に見ていたという事になります。自分は道場のそこかしこに見える10年前の自分の姿に対して「頑張れ、、!頑張れ、、!」とエールを送り続けました。




そう、振り返ってみますと、自分は記憶の言語化の最中にも、「過去の自分にエールを送る」という行為をしていました。自分の学生時代の記憶は、周りと全くコミュニケーションが取れず、孤独感がどんどん深まっていき、鬱で心身がぶっ壊れていく記憶ばかりでしたからね。そのような記憶を言語化するたびに、自分は当時の自分にエールを送り続けていたのです。例えば、それは大学空手部の合宿中の記憶。自分は初日の夜に喘息が出てしまい、夜一睡もせずに過ごす事になったのです。自分は通常の練習時ですら人間サンドバッグの恐怖に恐れおののいていましたから、これが合宿となると恐怖心は莫大な量になっていました。そして、本来なら次の日の練習に備えて、1分でも長く睡眠を取りたい所なのですが、喘息が起きてしまい、苦しくて全く眠れないのです。結局この夜は一睡も出来なかったのですが、この時の狂おしい程の孤独と恐怖といったらありませんでした。そう、自分はこの記憶を言語化した際にも、当時の自分に強くエールを送っていました。布団の中で喘息の苦しみと孤独と恐怖にのたうち回る自分に対して「頑張れ、、!、頑張れ、、!」、と。さらに言いますとサルベージをしている28歳の自分が、当時(20歳)の自分の所に飛んで行って、彼の事を抱きしめてあげる、というようなイメージも持っていましたね。とにかく学生時代の自分は孤独にのたうち回り続けていましたから、その孤独を癒やしてあげる為に、28歳の自分がその彼に寄り添ってあげる、というようなイメージです。そのイメージによって当時の自分の孤独や恐怖が癒やされたのかは定かではありません。しかし、当時の自分の苦しみを分かってあげられるのは、記憶の言語化をしている自分だけだったのも事実です。自分はひたすら当時の自分の孤独と恐怖に寄り添い、励まし続けたのです。「一人じゃないよ。28歳の俺が傍にいるよ。」、と。





今日はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!m(_ _)m





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