皆さんこんばんは、スキッパーです!このブログを見に来て下さりありがとうございます!初めて見に来て頂いた方にも、何度も見に来て頂いた方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。もし初めてこのブログに来て頂いた方がいらっしゃいましたら、こちらの自己紹介の記事と 人生年表&鬱悪化のフローチャートも併せてどうぞ。では、前回の記事「 記憶のサルベージ(言語化)における「凄まじい辛さ」と「凄まじい手応え」(過去編・2004年5月・28歳) 」の続きを書かせて頂きます。
前回の記事は、自分が記憶のサルベージ(言語化)という行為に、「凄まじい辛さ」と「凄まじい手応え」とを両方感じていた、という話でした。「記憶のサルベージ」とは、自分が28歳の4月頃から始めた過去の記憶の言語化作業の事を指しています。そして、この「凄まじい辛さ」と「凄まじい手応え」を差し引きしますと、「凄まじい手応え」の方が少し上回っていた記憶です。ですから、自分はこの行為に対して辛いながらも手応えを感じていました。
当時の自分はこの記憶のサルベージと古本屋バイトと3〜4ヶ月並行して、続けていました。バイトのない日は1日平均3〜4時間は机に向かい、ノートに自分の過去の記憶をひたすら書いていた記憶です。しかし、書いても書いても一向に記憶の底が見えてきません。自分は記憶の底が一向に見えて来ない事に焦り始めました。
そこで自分は古本屋バイトを辞めて、記憶のサルベージ(言語化)一本に絞りたくなったのです。もはや自分は古本屋バイトに対するモチベーションを全く無くしていました。バイト中の自分は鬱による肉体的苦痛が辛くて辛くて仕方なかったのです。そして、そこでの人間関係も辛くて仕方ありません。
振り返ってみますと、自分は1つ目の大学の空手部時代の時点ですでに「鬱の廃人」状態に陥っていました。そして、そこから7年の月日が流れました。その間、「2回目の大学生活」や「様々な習い事」や「古本屋バイト」や「尿管結石事件」など色々ありました。しかし、自分はあらゆる場所で人間関係が作れずに挫折を繰り返し、結果「鬱の廃人」状態はさらに2倍悪化していたのです。ではここで基本となる「鬱の廃人」状態を思い出しておきたいと思います。以前からお読みの方はスルーして下さい。
「大学空手部引退後の10個の鬱の諸症状」(=「鬱の廃人状態」)
①空手部を引退後、『翌日の空手部の稽古が恐ろしくて眠れない』という状況は無くなった。しかし、空手部の3年間で受けた精神的ダメージは少なくとも「中指の拷問」2回分。これにより脳の一部が破壊された感がある。よって、空手部引退後も破壊された脳は元に戻らず、睡眠の不安定さはそのまま残った。(中指の拷問の詳細はこちら。記事の前半は読み飛ばして下さい。「そんな日々が3日程続いた後、、」という段落から始まります。)
②食欲の完全消失(大学時代の鬱の諸症状)
⑤高校時代と比べて3倍酷くなった慢性的な疲労感と眠気。背中の疲労感は余りにも酷く、それは「疲労感」というより「激痛」という方が妥当。例えるなら「背中をナイフで刺され続けている感じ」。(〜慢性的な疲労感と眠気〜)
⑥自殺願望(〜自殺願望と救い〜)
⑦何が理由かは全く分からないのだけれど、大学にいる時の自分は、身体がいつも疲れ切っていて眠くて仕方なく、いつも泣きそうなくらい悲しい
⑧慢性的な口内炎
⑨自分は大学空手部の3年間でさらに「自分に対する自信」をさらに3倍失った。そして、自分の頭の中には依然として「トレーニング=体力が付く=自信が付く」という図式が色濃く残っており、この図式が自分にも当てはまると相変わらず信じていた。そこで、空手部を引退し、人間サンドバッグの恐怖が無くなったにも関わらず、「自分に対する自信」を回復させる為に自主練をを続けてしまった。(トレーニングの内容は、ランニング、坂道ダッシュ、縄跳び、筋トレなどで、1時間程度のトレーニング。頻度は週3回。)
しかし、空手部の頃と同様にトレーニングを積み重ねても一向に体力が増える実感が得られない。トレーニング翌日に体調が滅茶苦茶に崩れるだけ。翌日目が覚めると自分の身体はとても重くてダルく、身体は冷え切っていて、鼻水はダラダラ。食欲は当然全く無く、背中の疲労感は疲労感というより激痛。故にトレーニングすればする程、自分の中にはさらに「孤独感」「脱力感」「無力感」「虚無感」が増えていき、これが更なる自殺願望へと繋がっていった。そして当時の自分はトレーニングをすればする程心身が衰弱していく悪魔のからくりに全く気付いていない。体調が少し回復すると、またトレーニングをしてしまう。このトレーニング行為は「無意識的な全力の自傷行為」とも言える。
10 大学空手部の3年間で「自分に対する自信」がさらに3倍失われた事で、「被害妄想」もさらに3倍悪化。自分は大学生活の中で何をしていても全く自信が持てず、常に他人の視線を気にし、病的(×3倍)に「ビクビク」「オドオド」している状態。もはや自分にとって「自分という存在の価値」は、髪の毛一本より軽くなっている感じで、いつ他人から軽んじられ、無根拠に攻撃されても全くおかしくないような、そんな凄まじい緊張感の中で日々を送る羽目に。こんな状態では、完全に社会生活は不可能。
おまけ:サークル活動を始めとする様々なモノに挑戦している時の自分の体調
『こんな状態(鬱の廃人状態)じゃどこ行ったって、グダグダです。どこ行っても、「背中をナイフで思い切り刺され続けている感じ」の激痛が自分を襲ってくるのですから。加えて、冷え性も酷くて鼻水ダラダラ、めまいも頻発です。自分の意識の95%はそれらの精神的・肉体的苦痛に占領されており、集中力や意欲の欠片もありません。この状態は特に上記⑨のトレーニングの翌日が酷かった記憶です。』
上記の状態が基本の「鬱の廃人」状態です。そして、この状態は「2つ目の大学生活」や「尿管結石事件」を経て、さらに2倍悪化していきました。つまり「鬱の廃人」×2倍状態です。具体例を挙げたいと思います。例えば「⑤高校時代と比べて3倍酷くなった慢性的な疲労感と眠気。」です。この状態もまた2倍酷くなったということになりますから、「⑤高校時代と比べて6倍酷くなった慢性的な疲労感と眠気。」となります。
また、「10 病的(×3倍)な被害妄想」、に関しては、これも2倍悪化しましたから、「10 病的(×6倍)な被害妄想」となります。
このように、当時の自分のバイト中の体調は「鬱の廃人」×2倍状態に陥っており、いつバイトを辞めてもおかしくない状態でした。そして自分はバイトと並行して、記憶のサルベージ(言語化)をし始めたのですが、3〜4ヶ月経つと徐々に記憶のサルベージの方に集中したくなってきたのです。そう、もはや辛いだけで何の展望も開けない古本屋バイトを辞めて、手応えのある記憶のサルベージ一本に絞りたくなってきたのです。しかし、バイトを辞めると言う事は、自分が完全に社会から脱落し、「引きこもり」になる事を意味しています。そこにはけっこうな葛藤がありました。
そう、この頃になると自分は再び家族内で孤立状態に陥っていました。以前の記事に書きました通り、自分は「尿管結石事件」後、家族関係をやり直そうとしました。そして、自分は両親に対してこれまでの自分の人生の辛さを訴えたのですが、それは全く両親に響きませんでした。それどころか、母親に「私の人生の方が辛かった」、と話を奪われてしまう始末。ですから、自分はその試みにも2ヶ月程で挫折し、再び家族内で孤立し始めていました。ちなみに再び孤立し始めた時点で自分の家族3人に対する憎しみは、『「殺したい」程の憎しみ』に戻っています。
そして、ここからさらに古本屋バイトを辞めるという事は、全ての人間関係を絶って完全な引きこもり状態に突入するという事です。これにはかなりの恐怖感があった記憶です。これまでの28年間はなんだかんだで社会との接点がありましたが、それを完全に切り、家族関係からも孤立した状態で部屋に引きこもろうと言うのです。
この頃の自分は、家族とコミュニケーションを取る気力は再び消滅し、コミュニケーションどころかすれ違うだけでも反吐が出る状態に戻っていました。ですから、両親に対して生活費を求める為のコミュニケーションすら到底無理な状態でした。つまり、ここで古本屋バイトを辞めるという事は収入源が無くなるという事も意味していました。自分はバイトを辞める事を考え、自分の貯金額を見てみました。直前にパチンコで稼いだ金がそのまま残っており、確か100万円くらい手元にあった記憶です。
そこで自分は計算しました。バイトを辞めれば自分は実家暮らしでの完全な引きこもり状態だから、月に2万も使わないだろう、と。という事は100÷2=50で、50ヶ月は引きこもっていられる事になる。さすがに4年もあれば記憶のサルベージも終わっているだろう、と。こんな感じで自分はバイトを辞めても経済的にはなんとかなりそうだと目算をつけました。
一方、バイトを辞めると社会との接点を0になります。これに関してはまだけっこうな恐怖感がありました。何故ならこの時の自分は「被害妄想」が病的(×6倍)に酷くなっていました。社会のレールから完全脱落する事にかなりの恐怖感がありました。これまでの人生は、なんとなく学歴のレールに乗っていましたが、ここからは完全に自分一人で人生を切り拓いて行かねばなりません。しかし、「鬱の廃人」×2倍状態の自分が、それに自信を持てるはずがありません。だってこれまで自分は現実世界で挫折しかしていないのですから。自分は不安で不安で仕方なかった記憶です。
しかし、もはやここまで来たら、自分のこれまでの人生が大失敗であった事は明白です。古本屋バイトにしがみついて展望が開けるとは到底思えません。さらに自分は以下の謎を解きたくて仕方なかったのです。
「何故に自分の人生はどこにも居場所が作れず、社会から脱落する羽目になってしまったのか??」
自分は覚悟を決める事にしました。どうせこの10年間自殺願望だけを支えに生きてきた人間です。バイトを辞めて記憶のサルベージのみに専念し、それが上手く行かなければ自殺すればいいだけの話です。
自分は古本屋バイトを辞める決意を固めたのでした。
今回の記事はここで失礼します。最後までお読み頂きありがとうございました!
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